自殺者を減らすために必要なこと
2020/09/29
自殺者を減らすために必要なこと
自殺者が急増しています。
竹内結子さんが亡くなられたことで、さらに加速するのではないでしょうか?
ニュースを聞いたり、目にしたりするたびに、不安を感じてしまいます。
政府は、自殺者を減らすために、相談ダイヤルをすすめています。
電話をすれば本当に気持ちが楽になるのでしょうか?
気持ちを吐き出せば楽になります。
でも、相談した方が不安になることの方が多いのです。
カウンセラーと話して、精神科を受診して、ますます不安が大きくなってしまいます。
どうしてでしょうか?
カウンセラーや精神科医が不安でいっぱいです。
その人自身もそうだと思いますが、不安、恐怖、心配事をいっぱい吸収しているからです。
だから、まわりに不安、恐怖、心配事をまき散らしています!
そして、さらに吸収していきます。
カウンセラーや精神科医に限らず、学校で相談員をしていたり、教育相談に関わっている先生たち、みんなそうです。
教育相談担当の先生が、病気になる確率は高いのではないでしょうか?
とくに、「いい人」ほど。
その人の悩みや苦しみに同調する人ほど。
以前、ある教育相談担当の先生が、原因不明の腎臓病で入院するかもしれないといわれました。
担任をしていた頃は元気な先生だったのに、今は唇も紫色で病んでいるという感じでした。
一度だけ、よくなりたいからと来られました。
一度だけでしたが、すっかり元気になり、入院することもなく仕事を続けられました。
その後、共育相談の担当からはずれて、今は、女性教頭になってバリバリ働いておられます。
それだけ多くのものを吸い込んでおられたのでしょう。
自殺者を減らすために必要なことは、カウンセラー、精神科医、教員、相談員を元気にすることだと思っています。
私自身も、掃除機のように吸い続けていました。
教員をしていたころ、生徒を楽にはできるけど、自分がパンパンでした。
精神を病んで、身体も病んでました。
健康診断で「あなた死んでますよ」っていわれてました。
血圧が、死人かっていうぐらいしかなかったんです。
何度計測しても、上が50きるって、死んでますよって笑われてました。
でも、低過ぎても健康診断では引っかからないんですね。
そこで、人生をリセットして今があるんですけど。
私も、不安、恐怖、心配事を吸収して、まき散らしていたのだと思います。
今は、常に気持ちをゼロ地点にと思ってやっています。
自分のまわりにいる人たちも変わりました。
自分が変われば、出会う人たちも変わってきます。
最後に教員をしていたときに、さみしく思ったことがあります。
心の病んでいる子、不平・不満がいっぱいの子。
私が最も得意としていた子たちが寄ってこない!!
なんで?とさみしく思ったことがあります。
べったりと寄ってこない。
寄ってくる子は、心が元気な子。
ふと気付きました。
自分が変わったことに。
そして、元気な子がスクールカウンセラーを見て「あの人、気持ち悪い。近づきたくない」と言いました。
容姿を言っているのではなく、病んでいる感じですね。
同じような思いを持っている人は近づくけど、心が健康な人から見れば近づきたくない相手なんです。
自分もそうだったんだろうなと思います。
心が病んでいる子が来ないわけではないんです。
ずっと離れないって感じだったんですが、すぐに離れっていく。
スッキリしたから、離れていくのですが、さみしく感じることもありました。
でも、それでいいのだと思います。
私の目標は、瞬間的に相手を楽にすること!
出会っただけで、話しただけ、思っただけで・・・ってなればいいなあと思っています。
そうなるためには、自分が楽になること、それしかありません。
出会う人も、寄ってくる人も変わってきています。
病んでいた自分には、その自分にあった人たちがまわりにいました。
ずっと一緒の人はほとんどいません。
離れていく人も多いし、離れても食らいついてきた人もいます。
99.9%の人は、私を理解しないんじゃないかと思います。
でも、それでいいのだと思っています。
「いい人」をやめました。
私につながる0.1%の人が楽になって、まわりの人を楽にしていけばいいと思います。
教員やカウンセラーが楽になると、世の中に自殺者は減っていくと思います。
カウンセラーががんばればがんばるほど、自殺者は増えていくかもしれません。
カウンセラーや相談員を多く配置すればするほど、人は病んでいくのかもしれません。
学校にスクールカウンセラーが配置されてから、精神を病んでいる子どもが増えたんではないでしょうか?
特別支援員を配置されるようになって、特別支援の必要な子が増えたのでは?
今、必要なことは?
まずは、相談される側の人を元気にすることです。
儲かるという観点でいくと、今のままがいいのでしょうが。
ある市で相談員をしていたとき、問題をかかえる子どもの問題を解決していってうまくいって喜ばれると思いました。
でも、解決して問題のある子が減ると、予算がもらえなくなるから困ると言われました。
現場の先生たちには喜ばれましたが、行政からは怒られてしまいました。
医者もそうですよね。
病気を治してしまうと儲からない!
私は、つながってくる人を楽にするだけです。
その人たちが、その人につながる人を楽にしていく。
波紋のように、楽が拡がっていくことを思い描いているだけです。
私にできることは、不安、恐怖、心配事を吐き出して、どこまでも自分を楽にすることだけです。
1人1人ができることは、自分を楽にすることです。
この仕事を始めてから「自殺」という選択肢は、常に持っています。
「自殺」を悪いこととも思っていないし、「自殺」という選択肢もアリだと思っています。
「守るモノ」がないので、いつ死んでもいいと思っています。
「死」を見ているから、「生」が見えてきます。
今、やりたいことをやっているだけです。
「生きなければ」「がんばらなければ」と思っている方がツラくて、「自殺」という選択肢を選んでしまうのかもしれません。
いつでも「死」という選択肢があると思っているから、楽です!
もし、「死」という選択肢がなければしんどい人生だと思います。
「死」を考えたとき、死ぬ前にやりたいことが見えてくると思います。
「いつでも死ねる」と思っているから、何でもできるんです。
私が自殺願望のある人の相談を受けたら、まずは「死ぬこと」を考えてもらいます。
いつでも死ねるんだから、「死ぬ前」にやりたいことを考えてもらいます。
自殺に限らず、病気で「死」を意識したとき、「死んだ自分」を考えて、それまでにやりたいことを考える。
「死にたくない」と思っていると、イメージしていることは「死ぬこと」なんです。
自分のイメージ通りの人生になってしまいます。
「死ぬこと」を考えれば、「生きる」ことをイメージしているのです。
だから、イメージしたとおりに生きることができるのだと思います。
健康おたくの人ほど、大病をするのと同じですね。
健康のことばかり考えているようで、イメージしているのは「病気になる自分」。
そうならないためにと思っているけれど、イメージしているのは「病気の自分」です。
イメージしていることがそのまま現実となってしまうのです。
竹内結子さんの自殺の報道が増えてきました。
増えれば増えるほど、自殺者は増えていくのではないでしょうか?
竹内結子さんが、いい人でやさしすぎたのでしょう。
亡くなった三浦春馬さんの思いに寄り添いすぎたのだと思います。
2人ともクローゼットの中で首を吊ってということです。
これから、竹内結子さんの気持ちに寄り添う人が増えれば、同じように亡くなってしまうのかもしれません。
俳優さんは、とくに憑依型の方が多いので感情を取り込み過ぎたのかもしれません。
三浦春馬さんもそうだったのかもしれまsん。
藤木孝さん、芦名星さん、竹内結子さんは、三浦春馬さんの気持ちに寄り添い過ぎたのではないでしょうか?
自殺者の多い場所もあります。
そこで亡くなった方の気持ちに同調して、同じような死を選んでしまうのだと思います。