状況を考えないことが大事

 

　人は、状況を考えてしまいます。

 

　今、忙しいんじゃないかな？

 

　忙しいし、ダメって言われるのではないかな？

 

　そんなことを考えながら声をかけると、

 

「忙しいから」

 

と言われたり、

 

　迷惑そうにされたり。

 

　やっぱり思った通りって思うこと多くないですか？

 

　いい人ほど、そういう状況になってしまいます。

 

　自分の思い方を変えてみると、状況は変わります。

 

　人の都合ばかり考えていると、人の都合で生きなくてはいけません。

 

　でも、それって自分が勝手に思っているだけかもしれません。

 

 

 

 

　自分がこうしたいと思うことを、素直に行動にうつしてしまえば、案外うまくいくものです。

 

　自分の思った通りに人を動かしていくのです。

 

　ダメなことを思ってその通りになるより、うまくいくことを思ってその通りになるなら、その方がいいと思いませんか？

 

　この方法のいいところは、誰にも迷惑をかけず、心の中で思っているだけなんです。

 

　私も、人の都合を考えて生きてきた方の人間です。

 

 

　でも、その思い癖をなおしていくうちに変わりました。

 

　なんだ自分が心配していたことが起こっていただけで、思い方をかえるだけでこんな人も動いてくれるんだってことばかりです。

 

　いいことばかりを無理矢理思っても、「やってくれないだろうな」って思いながら、「大丈夫」「大丈夫」ってすりこんでもダメです。

 

　本当に思っているのは、悪いイメージだからです。

 

　いろいろ試している中で、自分でもわかってくると思います。

 

　うまくやろうとしないことです。

 

　うまくいってないように見えても、うまくいっていることも多いです。

 

　自分がどうしたいか？

 

　その目的がはっきりしていればいいのです。

 

　人のことば、行動に左右されないことです。

 

　子育ても、教師としても、子どもに振り回されないことが大事です。

 

　そうすれば、子どもに安心感も与えることができます。

 

　親として、教師として、カウンセラーとして、などいろんな立場があると思います。

 

　子どもの一言一言に、振り回されている人がほとんどです。

 

　すると、不安が伝わってしまいます。

 

　不安が増えると、ますます状況は悪化します。

 

　

　私がカウンセリングをすすめないのは、これがいちばん大きい理由です。

 

　残念ながら、カウンセラーという仕事は、人の不安を受ける仕事です。

 

　不安を蓄積していっているのです。

 

　不安がいっぱいの人は、不安の多い人と共感できるので、また話したいと思ってしまいます。

 

　でも、どんどんしんどさは増していくばかりです。

 

 

　カウンセリングを受けた生徒をもとに戻すのは大変でした。

 

　おかしな話ですが、カウンセリングを受けると不安が大きくなってしまうのです。

 

　その不安を取り除くのに、苦労したものです。

 

　悪意をもって不安にさせているわけではなく、そのカウンセラー自身の中にある不安なので悪気はないのですが。

 

 

　コロナ禍で、不安、恐怖、心配事ばかりの世の中です。

 

　どこに同調するのか？

 

　自殺する人も、これから増えてくると思います。

 

　自殺を考えていたわけでもなく、フッとその自殺した人に同調してしまっただけで、衝動的に自殺してしまうこともあります。

 

　ずっと自殺を考えてしまって、自殺する人もいます。

 

　仕事がうまくいっている人ほど、ダメになったときのことを考えると不安が大きくなります。

 

　「仕事が順調なのになぜ？」と思う人が自殺したりしています。

 

　自分が誰に同調するか、で大きく人生は変わるのです。

 

　不安いっぱいの人にふりまわされないことが大事です。

 

　

　コロナ禍で、テレビも、ネットも、SNSも不安をあおって稼ぐものばかりです。

 

　メールでも、不安にさせるようなものばかり届きます。

 

　たしかに、社会情勢は悪くなる一方だと思います。

 

　でも、考え方によっては、自分にとって不都合な世の中が、自分の都合のいい世の中に変わるんだと思えばワクワク感しかありません。

 

　状況に左右されるのではなく、自分がどうしたいかを見ていけばいいだけなのです。